
一力、第2局に勝ちタイに【第10回応氏杯世界選手権・準決勝三番勝負】
日中韓台の強豪16名が集まった第10回応氏杯世界選手権本戦。日本勢で唯一出場(予選突破)の一力遼九段は1、2回戦を勝利し、ベスト4進出。中国上海市から中国浙江省寧波市「隠居慈城庭院公館」へ場所を移して6日、準決勝三番勝負第1局に臨んだが、柯潔九段(中国)に完敗を喫してしまった。決勝へ進むには、もうあとがない。8日、第2局に臨んだ。

結果は、一力が白番3目勝ち! 1勝1敗のタイとした。
明日9日、運命の第3局が行われる。
準決勝もう一局、謝科九段(中国) ―許皓鋐九段(中華台北)戦は謝科が2連勝、決勝進出を決めた。
一力は前回大会の準決勝で謝科に敗れている。柯潔に勝利し、決勝で謝科にリベンジ、これが最高の筋書きである。いや、実現してくれるだろう。
(写真提供・体育週報ほか)
【準決勝三番勝負第2局】(左が勝者、△は黒番)
一力遼九段(日本) 3目 △柯 潔九段(中国)
△謝 科九段(中国) 中押 許皓鋐九段(中華台北)

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【棋戦概要】
主催:中国囲棋協会、台北応昌期囲棋教育基金会、上海市応昌期囲棋教育基金会
優勝賞金:40万ドル(約6,400万円)
【対局概要】
<日時(日本時間)>
・1回戦:7月3日(水)、13時~
・2回戦:7月4日(木)、13時~
・準決勝三番勝負:7月6日(土)、8日(月)、9日(火)、11時30分~
<対局場所>
・1・2回戦 中国上海市「応氏大厦」
・凖決勝 中国浙江省寧波市「隠居慈城庭院公館」
<対局方式>
応氏(応昌期)ルール
・コミ8目(日本ルールでは7目半に相当)、ジゴ黒勝ち
・持ち時間
1・2回戦 / 各2時間、使い切ると20分ずつ2目コミ出し(3回まで)
準決勝 / 各2時間30分、使い切ると25分ずつ2目コミ出し(3回まで)
では、一力が柯潔を撃破した大熱戦(352手)をお届けしよう。
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