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記事一覧

【読みの筋トレ】上達ハイウェー⑰

基礎知識を身につけよう その1【置碁】

第2回碁界の礎百人―小岸壮二の躍進と急逝【小岸壮二】

戦国時代へ突入!【2023年日本碁界回顧】

ベスポジを探せ!第116回

 「ベスポジを探せ!」は毎日1題出題します。対象は級位者以上です。布石の基礎力作りに役立ててください! 第116回「大事な一手」〈黒番〉淡々と序盤が進んでいるようで、逃せない一手があります。 ※正解図と失敗図は下図を参照ください。 〈正解〉黒1と抜くのは肝心な一手。どこよりも優先される地点です。 〈失敗〉黒1など大場に走るのは、白2と逃げ出されて収拾つかない姿に。

【読みの筋トレ】上達ハイウェー⑰

上達ハイウェーは級位者から有段者向けに10題出題します。全て黒先です。 第1問「冷静な守り」 冷静にスペースを確保する一手を見つけてください。 〈正解〉黒1とスペースを確保するのが好手。白の攻め筋を封じて黒生き。 〈失敗〉黒1と受けるのは、白2のオキで脈がない格好。黒3と遮るのは、白4と切断されて脈がない格好。

新年のご挨拶

 囲碁ファンの皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。また昨年は多くの方にお力添えいただき誠にありがとうございました。  今年、日本棋院は創立100周年を迎えることとなりました。関東大震災で打撃を受けた囲碁界は大倉喜七郎男爵のご支援のもと、1924年に創設されました。その後、太平洋戦争や東日本大震災、感染症など困難な時を乗り越え、何度となく存続の危機も迎えましたが、多くの囲碁ファンや先人たちによって積み上げられてきた有形・無形の財産のおか

基礎知識を身につけよう その1【置碁】

 置碁(おきご)は、棋力の違うもの同士が対等に戦うことを可能にする素晴らしい方式です。下手(したて)があらかじめ盤上に石を置くことで、上手(うわて)よりも有利な状態で対局を開始することができます。  置石の並べ方には型があり、置く際には順番があります。順番は厳密なものではありませんが、正しく置くことは美しい所作といえるでしょう。  なお、置く石数は一段級位差一子が目安。例えば1級と10級が対戦する場合、九子局を採用するのが適当です。 1図 二子局から五子局  二子局では黒

第2回碁界の礎百人―小岸壮二の躍進と急逝【小岸壮二】

 日本棋院創立の前に、もう一度大正時代の碁界状況に触れておこう。大きな動きとして、本因坊秀哉に迫る中堅陣が現れたことに注目したい。たとえば方円社の鈴木為次郎である。大正3年(1914)鈴木は名人になったばかりの秀哉と十番碁を戦い、二子から先二、さらに定先へと進んだ。同年から翌年にかけて『万朝報』主催の棋戦で二度も先で秀哉を破っている。同じく方円社の瀬越憲作も先で一局の勝ち越しがある。  中堅陣だけではない。二十歳前後の小野田千代太郎、小岸(こぎし)壮二らが相ついで頭角を現す。

戦国時代へ突入!【2023年日本碁界回顧】

 2023年日本碁界を中心とした日本棋士の活躍を写真中心で振り返っていこう。主要な棋戦やニュースを中心にお届けする。※段位は現在のもので統一 日本棋院打ち初め式(1月5日)  東京本院と関西総本部で棋士達が集まり、お好み対局や指導碁などが行われた。 中部総本部打ち初め式(1月7日)  中部総本部所属の棋士が集合。お好み対局などのイベントが行われた。